ボルネオ島に着いて・・・数日経ち・・・とうとう明日帰国、という最終日になってしまいました。
が!!ここまでで肝心の(笑)ゾウさんを全く見ておりません!(驚)
これじゃ。。。帰れない!!ということで、コタ・キナバルにある動物園に行くことに・・・♡(笑)
「市内観光+動物園」というツアーもありましたが、また単独で行動・・・。
しかし、街の中心から動物園まで車で・・・約30分~40分くらい?かかり、タクシーをチャーターしなくては行けません・・・。(バスもありません、たぶん)
街をブラブラしている時にタクシードライバーを見たら、ちょいちょいタクシーでの往復、園内にいる間の待ち時間を含め、いくらか聞きます。マレーシアの方々・・・みな親切ですね・・・それぞれ言う金額も、ガイドブックや他の方のブログで見ている金額ともあまり差がありません。(スバラシイ)笑
だんだん建物が無くなってきて、森の中に入っていくような道になり、動物園に近づいていることがわかる景色に変わると・・・雲行きが怪しくなってきました・・・。
滞在中、度々スコールのような雨が降りましたが、1時間くらいで止みます。でも、動物園に行くのですから・・・傘も持っていませんし、1時間も降られたら・・・ちょっと困ります。(笑)
不安は的中し・・・チケットを買っていざ入園!となると、土砂降りに!!(涙)
パンフレットでゾウさんのいる場所はだいたいわかりましたのでとりあえずゾウさんのところまでダッシュ!(笑)
幸いゾウさんの放飼場前には屋根付きで眺めていられる場所があり、雨が止むまでそこにいました(*^^*)
全体的な放飼場の様子です。
私から向かって左側に緑色の屋根が見えるかと思います。

そこにはまた更に4頭のゾウさんがいるようです。今放飼場にいるゾウさんたちとの相性があまりよくないゾウさんたちのようで2グループに分かれており、日替わりで放飼場に出るゾウさん(グループ)が違うようです。
オス同士の激しい?争いも・・・(苦笑)
牙のあたる音も聞こえると思います・・・。
体の大きさが全然違うのに・・・。(笑)この小さい方のゾウさんはこの時だけでなく度々大きいゾウさんの方へ戦い?を挑みます・・・。

雨が少しずつ止み始めると・・・近くまで来てくれました(*^^*)
このゾウさんはいくつくらいに見えますか?
5歳くらいですって・・・。
実際にみると・・・やっぱりボルネオゾウの特徴の1つでもある体の大きさ、小さく感じます。
体の特徴と言えば、体の大きさよりも先に気になったのが、しっぽの長さ・・・。
個人的にどのゾウさんも体の割にしっぽが長いように感じます。
地面に付きそうなほど・・・。これもボルネオゾウの特徴の1つでしょうか??

雨で体が濡れて・・・

みんなで泥パック。(泥浴びの場所)
しばらくそこにいると・・・男性の飼育員さん(と、私は思っていた)が近づいてきました。(※以下Jさん)
挨拶をして、しばらく話していると、Jさんの胸元にゾウさんのペンダントが見えて、更にゾウさん話に花が咲きます。(笑)約20年程前に名古屋にある東山動物園にゾウさんの飼育方法についてのアドバイザーとして来日したこともあるとか。
マレーシアにはどうして?という話になり・・・(苦笑)一通り話してから「野生のゾウさんは見れないし、動物園に着いたら着いたで土砂降りの雨だし・・・すっかりボルネオ島には嫌われてしまったみたい・・・(涙)」というと、「このゾウさんたちも元々は野生のゾウだったし、ここ数日ここでは雨が降っていないから恵みの雨なんだよ・・・」等々慰めてくれましたが(笑)むしろ逆効果くらいでした。(笑)
そんな私を見かねて?「ちょっと待ってね」と言うと・・・しばらく(また別の制服を着た)飼育員さん(気づいたら隣にいた。笑)とマレーシア語で話始めました。
20分くらい経ったら・・・「それじゃぁHank、準備は良い?」と聞かれ、そばに停めてあったゴルフカートのちょっと長いバージョンに乗るように促されました・・・。
着いた場所は・・・ゾウさんの放飼場に続くドアの前・・・「15分あげる」って。
しばらく待っていると・・・

じゃ~ん!(笑)
この子は園内で生まれた4歳の男の子で名前は「ガニッシュ」(たぶん。苦笑)
「あぁ~幸せ♡」(笑)
それからまたその車に乗って園内を移動・・・

何が見たい?と聞かれて今回沢山みたはずなのに・・・オランウータンをリクエスト(爆笑)
こんなユニークな姿(逆さま)で迎えてくれた、女の子、メイちゃん。
丁度5月がお誕生日月のようで、そこから名付けられたとか。(笑)
他にもトラや天狗ざる、様々な動物たちがいます。
平日ということと、生憎のお天気ということもあってか、園内は外国人観光客(しかもかなり空いていた)ばかり。
野生の動物たちの宝庫であるボルネオ島に来てまでどうして動物園に来ているのか知りたかったですが・・・(苦笑)
Jさんと一緒にいると、ゾウさんやオランウータン、それぞれの動物たちの前に止まると、担当飼育員らしき人が来て、長いこと話をしています。
なんでだろう?と思っていると、Jさんは「飼育員」ではなく、Sabah Wildlife Department(略してSWD:サバ州野生動物保護局)Wildlife Rescue Unit (略してWRU:野生動物保護団体)のメンバーの1人でした。
今調べて分かったのが(苦笑)この動物園はこのSWDが運営している動物園のようです・・・。
Jさんは毎日ここにいる方ではなく、今回はここで会議があったために偶然いらっしゃった方のようです。
Jさんのこと、出会えたこと、Jさんの仕事のこと・・・話を聞けたことはとっても運が良かったです。
ゾウ友とボルネオ島に行く話をした時、絶滅が危惧されているだけあって、これからどんどん会えなくなるから行くなら早い方が良いよね、と言われました。
動物たちの生活環境を奪うのも人間ですが、また守るのも人間でして・・・Jさんたちがいてくれて安心しました。
メンバー全員で写っている写真はとっても迫力があってかっこよく、みなさん、凄く良い顔(表情)をしています。
野生のゾウさんを見たら、きっと動物園には行かなかったと思います・・・。
今思うと・・・今回は動物園でJさんに会えたことの方が私にとってはとても価値のある出会いだったかもしれません。
・・・しかし今回からが“本格的に”?野生のゾウさんを求めての旅でしたが・・・スリランカでもマレーシアでも野生のゾウさんたちはなかなか私の前に姿を現してはくれません・・・(笑)
いつかは・・・会えるのでしょうか??
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