市原ぞうの国 ゾウ使いさん 2025年11月21日

読売新聞オンライン2025年11月21日

「市原ぞうの国」でゾウ使い死亡、飼育舎内で頭から血を流して発見…22日は臨時休園

(2025年11月)21日午前8時15分頃、千葉県市原市の「市原ぞうの国」で、タイ国籍のゾウ使いサランガム・タワンさん(30)が、飼育舎内で頭から血を流して倒れている状態で発見された。意識がなく、約5時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。

 市原署などの発表によると、同日午前8時25分頃、女性従業員が「男性がゾウに踏まれ、意識がない」と119番した。額から出血するなどしており、同署はゾウに襲われた可能性もあるとみて調べている。

同園は22日は臨時休園し、23日以降は未定という。ホームページで「亡くなられたゾウ使いの方のご 冥福
めいふく
 をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまに深くお悔やみ申し上げます。今後は業務の改善を図り、安全の徹底をいたします」などとコメントした。


朝日新聞(WEB)2025年11月21日

千葉・市原ぞうの国で飼育員が死亡 おりの中で象に踏まれたか

(2025年11月) 21日午前8時半ごろ、千葉県市原市の「市原ぞうの国」で、タイ国籍の飼育員サランガム・タワンさん(30)が、象を飼育するおりの中で倒れているのを職員が発見し、119番通報した。サランガムさんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。県警市原署は象に踏まれて亡くなったとみて詳しい経緯を調べている。

 署によると、サランガムさんは象のふんがたまっていないかなどを確認する巡回中だった。象の鳴き声を聞いた別の職員が駆けつけると、メスのアジアゾウ1頭がいるおりの中で、サランガムさんが倒れていた。顔の骨が折れ、ひたいに外傷があったという。

 ホームページによると、同園は国内最多の9頭の象のほか、カピバラ、カバなど約70種の動物を飼育している。

 同園は坂本小百合園長名で「亡くなられたぞう使いの方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまに深くお悔やみ申し上げます。今後は業務の改善を図り、安全の徹底をいたします」とのコメントを掲載した。


千葉日報(WEB)2025年12月25日

ゾウのショー25日再開へ 市原ぞうの国 死亡事故受け安全対策マニュアル改定 ゾウによる加害は確認されず

11月に飼育員の死亡事故があった市原市内の動物園「市原ぞうの国」は24日、中止していたゾウによる来園者向けパフォーマンスなど一部イベントを25日から再開すると発表した。

事故を受け、来園者、従業員らの安全対策マニュアルを全面的に見直した。なお、検視の結果、死亡した飼育員に対するゾウによる加害は確認されなかったという。  
同園では11月21日、雌のアジアゾウ1頭がいる鉄製のおり内で1人で清掃作業をしていたタイ国籍の飼育員男性(30)=市内=が死亡。当初ゾウに襲われたとの見方も広がったが、同園によると、男性が足を滑らせ頭を強打したとみられることが検視で分かったとしている。  
同園は事故後、ゾウによるパフォーマンスや、来園者がゾウの背中に乗るイベントを中止。同保健所の指導で、ショーや飼育、展示における来園者、従業員の安全対策マニュアルを全面的に改定。事故を受け、清掃などの作業は複数人で行うことなども明示したという。  
23日にマニュアルの内容について同保健所の了承を受け、イベント再開を決めた。
ショーは午前11時からと午後2時からの原則1日2回。来園者がゾウの背中に乗ったり、ゾウと一緒に写真撮影するイベントは当面中止を続ける。  
同園は「今後は業務の改善を図り、安全を徹底する」としている。(佐藤大介)


ゾウ使いさんがゾウさんの檻の中で倒れ、亡くなるというとても残念なニュースでした。
亡くなられたゾウ使いさんには心よりお悔やみ申し上げます。

偶然にも途中まで書いて公開していないブログ記事は「ゾウさんとの信頼関係が築けているかの確認方法は・・・?」というタイトルのもので、内容はゾウさんの檻の中に入れるかどうか、というものです。(←これが確認方法という意味ではありませんので、誤解のないようにお願いいたします)こうした事故もあったため、今後公開するかどうかは不明ですが、その記事に書いたのは、私は市原ぞうの国で暮らしていたミニスターというゾウさんが特別なゾウさんだったのですが、例え許可が下りたとしても、ミニスターの檻の中には入れない、と。それで、これまで出会ったゾウさんを思い出してどのゾウさんの檻の中になら入れるのか、と考えたところ、入れるかも、と思えたゾウさんは1頭いました。(ミニスターが無理なら無理だろうと思っていたのに。※赤ちゃんゾウなどは除く)実際に目の前にしたらまた考えが変わるかもしれませんが。

でもそれがイコール信頼関係を築けているかどうかではないと思います。

ゾウさんとゾウ使いさんのコンビは毎日変わるということは基本的にはありません。タイ王国のゾウキャンプではお見合いのように、ゾウさんとゾウ使いさんとの相性をある程度みてコンビを組むところもあると聞いたことがあります。

私が通っていた時期では市原ぞうの国でも同じような感じでした。(ある程度ゾウさんとゾウ使いさんのコンビは固定)

ゾウさんとゾウ使いさんの組み合わせは「主従関係」で成り立っていると思っている方からすると、意識されたこともなく、「偶然」と思われるかもしれません。特にゾウ使いさんが「コー」と言われるゾウさんへの指示棒を持っているのを見ると「主従関係」と感じてしまうのも無理はないように感じます。

ゾウさんは頭が良いだけでなく、純粋で素直で、感情もとても豊かだと感じます。
そのため主従関係だけで関係を継続することはできないと思いますし、それはいつか必ず事故につながるとも。

人間同士の間だけでなく、一緒に生活を送る場合には必ず信頼関係がないと成り立たないと思います。それでなくても種の壁は大きいですからね。

ゾウ使いさんがいてくれるお陰でゾウさんの近くへ、触れたりすることができます。
どうしたらゾウさんが幸せで安心を感じる環境の中で人間が接触をもつことができるのでしょうか。




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