【道を塞ぐゾウの死体、5月ベストフォト】
インドネシア、スマトラ島北部アチェ州のヤシ農園で、スマトラゾウの死骸が道を塞いでいる(2012年5月1日撮影)。スマトラゾウはアジアゾウの亜種で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧IA類(絶滅寸前)に分類されている。インドネシアで天然資源を目的とした熱帯雨林の開発が進んでおり、人間との共存がますます難しくなっている。世界自然保護基金(WWF)によると、野生からは30年いないに絶滅するおそれがあるという。
◆ベストフォト選考理由
「手前の茂みを含む構図が効果的だ。暗い影が深刻な背景事情を暗示している」
クリス・コムズ氏(ニュースフォト編集者)
「撮影者の意図は明確だ。茂みの向こうに横たわる巨体に視線を導いて、その“か弱い”存在を強調している」
エチョ・シー(Echo Xie)氏(フォト・インターン)


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